ディズニーダラーの鑑定とは?初心者向けにわかりやすく解説!

鑑定されたディズニーダラーって、なにが違うの?

鑑定されたディズニーダラーは、紙幣専門の鑑定機関により「本物かどうか」「どれくらい綺麗か」をチェックされたものです。 鑑定機関に提出すると硬質の専用ケースに封入されて戻ってくるので、折れや汚れの心配なくそのままの状態で保存することができます。

鑑定済み紙幣のイメージ

どんな鑑定機関があるの?

アメリカには古銭を鑑定する機関が数多く存在しますが、コレクターや取引市場から支持されているのはPCGS社とNGC社の2社。特にディズニーダラーの鑑定で大きなシェアを持つのがNGC系列のPMG社です。

https://www.pmgnotes.com

https://www.pcgs.com/banknote

グレード評価の仕組み

PMG、PCGSいずれもグレードを70段階に分けて評価するSheldon Grading Scale(シェルドン・グレーディング・スケール)の仕組みを採用。ディズニーダラーは比較的最近の紙幣なので、グレードが50未満の状態が悪い鑑定品はあまり見かけません。
PMG Paper Money Grading Scale

70Superb Gem Unc. 完全無欠。中心・印刷・紙質・余白のすべてが完璧
69Superb Gem Unc. ほぼ完璧。ルーペでしか見えない極小の欠点があることも
68Superb Gem Unc. 優れた未使用品。ほぼ完璧だが余白や微小な印刷にわずかな偏りあり
67Choice Unc. 紙質・印刷良好。ごくわずかなズレや小さな欠点があることも
66Choice Unc. 微細な折れや余白の不均一が見られる場合がある
65Gem Unc. 十分な未使用状態。ただし“完璧”ではない
64Choice Unc. ほぼ未使用だが、余白や紙質に軽微な問題
63Uncirculated 未使用だが、折れや印刷ずれが目立つ場合もある
60〜62Uncirculated(未使用) 流通していないが明確な欠点あり
50〜58About Unc(準未使用) 軽い使用感あり。紙幣としては未使用に近いが使用痕がある
40〜49Extremely Fine(極美品) 数回の折れ、小さな擦れなど明確な使用感あり
20〜39Very Fine〜Fine(美品〜並品) 折れ・しわ・汚れがあるが、全体はしっかり読める
1〜19Poor〜Fair(損傷大) 破れ・落書き・大きな欠損などがあり、観賞用には不向き

価格差の実例(ebayでの取引事例から)

▼ 比較例①:1997年 5ドル(グーフィー)シリーズA

・未鑑定品 34ドル
・PMG鑑定グレード65 144.5ドル
(約4倍)

▼ 比較例②:1997年 $10(ライオンキング・シンバ)シリーズ D

・未鑑定品 149.99ドル
・PMG鑑定グレード64 761ドル
(約5倍)

まとめ:鑑定済みディズニーダラーのメリット

1. 【完全密封】専用ケースに封入 → 保存状態を守れる

硬質のケースに封入されるため、折れ・しわ・汚れから保護され、長期保存に最適です。

2. 【真贋保証】プロの手による本物証明

本物かどうかを専門家が鑑定するため、購入者や市場に対して安心感を提供できます。

3. 【グレード評価】状態に応じた等級がつく → 価格差が明確に

鑑定機関は状態を細かく分析し評価を付けます。
特に高グレードを取得した紙幣は、市場で未鑑定品の数倍以上の価格がつくことも。