東京ディズニーランド(リゾート)ギフトカードTokyo Disney Resort Gift Card
本家の誕生から1年後、海を渡って生まれた「日本円のディズニーダラー」。
スクルージの署名を受け継ぎ、いまも紙のまま発行が続く、世界で唯一の現役シリーズです。
Born in 1988, one year after the original Disney Dollars, these yen-denominated notes still carry Scrooge McDuck’s signature and remain in issue today.
このシリーズについて
東京ディズニーランドの開園は1983年。でも、このギフトカードが登場したのは開園からしばらく経った1988年です。
アメリカでディズニーダラーが初めて発行された1987年の、ちょうど翌年にあたります。
額面は500円と1,000円の2種類。紙幣を思わせる券面、中央の丸い窓から顔を出すキャラクター、そして「財務長官」スクルージ・マクダックの署名。どれも本家ディズニーダラーと共通する要素で、両者が同じ系譜にあることを物語っています。
- 1983東京ディズニーランド開園
- 1987アメリカでディズニーダラーが発行開始
- 1988「東京ディズニーランド・ギフトカード」発行開始(初期デザイン)
- 2001東京ディズニーシー開園に合わせ、両パークのロゴが入った現行デザインへ(推定)
- 2016東京ディズニーシー15周年の特別デザインが登場。同年、本家ディズニーダラーが発行終了し、TDRギフトカードが唯一の現役シリーズに
- 2017–18ニモ&フレンズ・シーライダー、ホリデー、東京ディズニーリゾート35周年の特別デザインが続く
- TODAY現行デザインの¥500と¥1,000が販売継続中(現在の正式名称は東京ディズニーリゾート・ギフトカード)
本家がカード型・デジタル型へ移行していくなか、東京だけが紙のギフトカードを守り続けてきました。発行元はウォルト・ディズニー・カンパニーではなく、株式会社オリエンタルランド。直営ではないパークだからこそ残った「紙の文化」なのかもしれません。
バリエーションの系譜
TDRギフトカードは初期のディズニーダラーと同様、基本的に毎年のデザイン更新が無く、また発行年の記載もありません。
そのため年号の代わりに、コピーライト表記や裏面の記載内容といった細かな違いが発行時期を知るヒントになります。
「Tokyo Disneyland GiftCard」と東京ディズニーランド単独の表記です。コピーライト表記の違いでいくつかのバリエーションに分かれます。
東京ディズニーランドと東京ディズニーシー、両方のロゴ入り。デザインと額面・キャラクターの組み合わせ変更が最大の変化です。
周年記念などで登場した¥1,000の期間限定デザイン。
初期デザイン:コピーライト表記による4つのバリエーション
初期デザインは同じ図柄のまま、コピーライト表記だけが変わっていきました。いちばん古い①は表面に「©1988」の年号入り表記があり、スクルージの署名は裏面です。②からは表記が裏面へ、署名が表面へと位置が入れ替わります。
※画像をタップすると全体を表示します。
| No. | Copyright noticeコピーライト表記 | Notice表記の位置 | Signature署名の位置 | Est. printing推定発行時期 |
|---|---|---|---|---|
| ① | © 1988 The Walt Disney Company Front表面 Back裏面 | Front表面 | Back裏面 | 1988 – ※¥1,000は現物未確認 |
| ② | © The Walt Disney Company ¥500 ¥1,000 | Back裏面 | Front表面 | until c. 1996〜1996年頃 |
| ③ | © Disney Enterprises, Inc. ¥500 ¥1,000 | Back裏面 | Front表面 | 1996 – |
| ④ | © Disney![]() | Back裏面 | Front表面 | late 1990s – 2001 (est.)1990年代後半〜2001年(推定) ※¥500は現物未確認 |
現行デザイン:裏面のホテル一覧による4つの世代
現行デザインの裏面には、ギフトカードが使える施設の一覧が刷られています。新しいディズニーホテルが開業するたびに一覧が更新されるため、記載されているホテルを見れば印刷された時期の世代が分かります。
| Generation世代 | Hotels listed掲載ホテル | Est. printing推定発行時期 |
|---|---|---|
| 1st | Disney Ambassador Hotel, Tokyo DisneySea Hotel MiraCostaディズニーアンバサダーホテル、ホテルミラコスタ | 2001 – 2008 |
| 2nd | + Tokyo Disneyland Hotel東京ディズニーランドホテル | 2008 – 2022 |
| 3rd | + Toy Story Hotelトイ・ストーリーホテル | 2022 – 2024 |
| 4th | + Fantasy Springs Hotelファンタジースプリングスホテル | 2024 – |
PMGのカタログ番号
鑑定機関のPMGは、東京ディズニーランド(リゾート)ギフトカードの鑑定を行なっており、現在7つのIDが割り当てられています。7つのうち5つが初期デザインの¥500向けで、9001aと9001bは裏面シリアルナンバー先頭のアルファベットに対応しているものと思われる一方、無印の9001と9001cは鑑定枚数が2枚ないし1枚と極めて少なくその詳細は定かでありません。
また現行デザインについては、通常の¥500および¥1,000にIDが割り当てられていますが、特別デザインのギフトカードにはIDがありません。
| Catalog No.番号 | Value額面 | Characterキャラクター | Designデザイン |
|---|---|---|---|
DIS9001 | ¥500 | Mickeyミッキー | Original初期 |
DIS9001a | ¥500 | Mickeyミッキー | Original初期 |
DIS9001b | ¥500 | Mickeyミッキー | Original初期 |
DIS9001c | ¥500 | Mickeyミッキー | Original初期 |
DIS9002 | ¥1,000 | Donaldドナルド | Original初期 |
DIS9003 | ¥500 | Donaldドナルド | Current現行 |
DIS9004 | ¥1,000 | Mickeyミッキー | Current現行 |
券面デザイン
¥500 Mickey500円券 ミッキー
- Front表面
- 中央の丸窓にミッキー。「Tokyo Disneyland GiftCard」の表記
コピーライト表記にバリエーション。1988年当時のものはスクルージの署名が裏面に(初期デザインNo.①画像参照)。
¥1,000 Donald1,000円券 ドナルド
- Front表面
- 中央の丸窓にドナルド。「Tokyo Disneyland GiftCard」の表記
現行デザインと異なり、ドナルドが¥1,000のカードに。
¥500 Donald500円券 ドナルド
- Front表面
- 丸窓にドナルド。両パークのロゴとミッキー型ホログラム、スクルージ・マクダックの署名入り
- Back裏面
- 利用可能施設の一覧
現在販売中のギフトカードデザイン。画像のカードには裏面にファンタジースプリングスホテルの記載が無く、同ホテル開業前の発行と思われます。
¥1,000 Mickey1,000円券 ミッキー
- Front表面
- 丸窓にミッキー。両パークのロゴとミッキー型ホログラム、スクルージ・マクダックの署名入り
- Back裏面
- 利用可能施設の一覧
現在販売中のギフトカードデザイン。こちらにはファンタジースプリングスホテルの記載があり、最新の情報にアップデートされています。
Tokyo DisneySea 15th Anniversary東京ディズニーシー15周年
- Released発売
- 2016年
2016年4月からスタートした東京ディズニーシー15周年を記念した特別デザイン。
Nemo & Friends SeaRiderニモ&フレンズ・シーライダー
- Released発売
- 2017年
2017年5月にオープンした東京ディズニーシーの新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」を記念したデザイン。
Disneyland Holidayディズニー・ギフト・オブ・クリスマス
- Released発売
- 2017年
2017年のTDLキャッスルプロジェクション「ディズニー・ギフト・オブ・クリスマス」をイメージしたデザイン。
Tokyo Disney Resort 35th Anniversary東京ディズニーリゾート35周年
- Released発売
- 2018年
2018年4月からスタートした東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”を記念したデザイン。
主な取引事例
本家ディズニーダラーと比べると数は少ないものの、TDRギフトカードは日本国外でも取引されています。PMGやPCGSの鑑定品だけでなく、未鑑定品の出品も見られます。
初期デザインや特別デザインは、その希少性にふさわしい価格がつきます。高グレード品ならなおさらです。
いまもパークで買える現行デザインも、海外のコレクターにとっては入手そのものにコストがかかるため、額面を上回るプレミア価格で取引されています。







